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Step 1:Salesforce側で接続の準備をする

この記事では、AI セールスと接続するために、Salesforce の管理者が Salesforce 側で行う準備を説明します。準備が終わると、AI セールスの接続に使う 3 つの値(Instance URL・コンシューマー鍵・コンシューマーの秘密)がそろいます。

対応者:CSサポート

※ 画面の名称は、日本語表示の Salesforce のものです。エディションやリリースによって名称が異なる場合は、同じ機能の名称に読み替えてください。

前提条件

項目

内容

作業する人

Salesforce の管理者

事前の確認

「Salesforce連携前の確認事項」の条件を満たしていること

AI セールスのロール

不要です。この作業は Salesforce だけで行います

作業の流れ

すべての組織で、次の 4 つの設定を行います。

手順

作業

1

外部クライアントアプリケーションを作成する

2

連携専用ユーザーを作成する

3

権限セットを作成して割り当てる

4

外部クライアントアプリケーションの実行ユーザーを指定する

組織の状況によっては、次の作業も行います。

手順

作業

行う条件

5

商談の共有ルールを追加する

商談の「デフォルトの内部アクセス権」が「公開/参照のみ」の場合

6

案件へのリンクの書き込み先の項目を作る

書き込み先にできる項目がまだ無い場合

7

ログイン IP 制限に AI セールスを追加する

ログイン IP 制限を運用している場合

最後に、手順 8 で接続に使う 3 つの値を確認します。

1. 外部クライアントアプリケーションを作成する

  1. 「設定」のクイック検索に「外部クライアント」と入力し、「外部クライアントアプリケーションマネージャー」を開きます。

  2. 「新規外部クライアントアプリケーション」をクリックします。

  3. 「基本情報」に、次の「基本情報の値」の表のとおり入力します。

  4. 「API (OAuth 設定の有効化)」の「OAuth を有効化」にチェックを入れ、次の「OAuth 設定の値」の表のとおり設定します。

  5. 「作成」をクリックします。

基本情報の値

項目

入力する値

外部クライアントアプリケーション名

任意の名前(例: AI セールス連携)

API 参照名

任意の英数字

取引先責任者 メール

管理者のメールアドレス

配信状態

「ローカル」

OAuth 設定の値

項目

設定する値

コールバック URL

入力は必須ですが、この連携では使いません。https://localhost/callback などを入力します

OAuth 範囲

「API を使用してユーザーデータを管理 (api)」だけを追加します

フローの有効化

「クライアントログイン情報フローを有効化」にチェックを入れます。「クライアントログイン情報フローの有効化を確認」が表示されたら「OK」をクリックします

セキュリティ

「指名ユーザーの JSON Web トークン (JWT) ベースのアクセストークンを発行」のチェックを外します

  • 「指名ユーザーの JSON Web トークン (JWT) ベースのアクセストークンを発行」にチェックが入っていると、AI セールスは接続を確認できません。作成済みの外部クライアントアプリケーションを使う場合も、この設定を確認してください

  • 「ポリシー」タブの設定は、ここでは行いません。実行ユーザーに指定する連携専用ユーザーを、まだ作っていないためです。手順 4 で行います

2. 連携専用ユーザーを作成する

  1. 「設定」のクイック検索に「ユーザー」と入力し、「ユーザー」を開きます。

  2. 「新規ユーザー」をクリックし、次の表のとおり設定してユーザーを作成します。

  3. 作成したユーザーの詳細画面で、関連リスト「権限セットライセンスの割り当て」の「割り当ての編集」をクリックします。

  4. 「Salesforce API Integration」にチェックを入れて、保存します。

項目

設定する値

ユーザーライセンス

「Salesforce Integration」

プロファイル

「Minimum Access - API Only Integrations」

  • 手順 4 の「Salesforce API Integration」は、ユーザーライセンスの「Salesforce Integration」とは別のものです。この割り当てが無いと、手順 3 で取引先・取引先責任者・商談の権限を付けられません

  • このユーザーは連携専用にします。人が日常の業務で使わないでください

3. 権限セットを作成して割り当てる

権限セットは 2 つ作ります。権限セットの「ライセンス」によって付けられる権限が違い、1 つでは必要な権限がそろわないためです。

権限セット

「ライセンス」

用途

権限セット A

「Salesforce API Integration」

取引先・取引先責任者・商談の権限と、活動のシステム権限

権限セット B

「Salesforce Integration」

行動・ToDo の項目の権限

権限セット A に付ける権限

オブジェクト設定

オブジェクト

オブジェクトの権限

「参照アクセス権」を付ける項目

取引先

「参照」

種別(Type)・Web サイト(Website)

取引先責任者

「参照」

取引先名(AccountId)・メール(Email)・役職(Title)・部署(Department)

商談

「参照」「編集」

取引先名(AccountId)・金額(Amount)・種別(Type)

  • 商談の「編集」は、案件へのリンクの書き込みに使います

  • 案件へのリンクを書き込む商談の項目(手順 6)には、「参照アクセス権」と「編集アクセス権」の両方を付けます

システム権限

システム権限

付ける条件

活動にアクセス

必ず付けます

行動の編集

活動履歴の書き先を「行動」にする場合

ToDo の編集

活動履歴の書き先を「ToDo」にする場合

「行動の編集」と「ToDo の編集」の両方を付けても構いません。

権限セット B に付ける権限

オブジェクト設定「行動」で、次の項目に「参照アクセス権」と「編集アクセス権」を付けます。

  • 説明(Description)

  • 関連先(WhatId)

行動のこの 2 項目に付けると、ToDo の同じ項目にも同じ権限が付きます。活動履歴の書き先を「ToDo」にする場合は、オブジェクト設定「ToDo」の ActivityDate にも「参照アクセス権」と「編集アクセス権」を付けます。

権限セットを作成する手順

  1. 「設定」のクイック検索に「権限セット」と入力し、「権限セット」の「新規」で、「ライセンス」に「Salesforce API Integration」を選んで権限セット A を作ります。

  2. 権限セット A の「オブジェクト設定」と「システム権限」で、上の表の権限を付けます。システム権限の保存で「変更を保存しますか?」が表示されたら、有効になる権限が表のものだけであることを確かめて「保存」をクリックします。

  3. 同じく「新規」で、「ライセンス」に「Salesforce Integration」を選んで権限セット B を作り、「オブジェクト設定」の「行動」で項目の権限を付けます。

  4. それぞれの権限セットの「割り当ての管理」→「割り当てを追加」で、手順 2 の連携専用ユーザーにチェックを入れ、「次へ」→「割り当て」をクリックします。

付けない権限

次の権限は付けないでください。AI セールスの連携には使いません。

  • 取引先・取引先責任者の書き込み: AI セールスは取引先・取引先責任者に書き込みません

  • 削除: すべてのオブジェクトの「削除」は付けません。ただし「行動の編集」「ToDo の編集」は削除を含む権限です。AI セールスは行動・ToDo を作成するだけで、作成済みの行動・ToDo を編集・削除しません

  • 設定・定義を参照する: 接続にも同期にも要りません。付けない場合、接続の画面で一部の候補の件数が「権限不足で取得できませんでした」と表示されますが、接続はそのまま進められます

商談のレコードタイプを使っている組織

連携専用ユーザーに、商談のレコードタイプを割り当てます。AI セールスは、割り当てたレコードタイプごとのフェーズを読み取って、案件のフェーズを表示します。

4. 実行ユーザーを指定する

  1. 「外部クライアントアプリケーションマネージャー」で、手順 1 のアプリケーションを開きます。

  2. 「ポリシー」タブの「編集」をクリックし、「OAuth ポリシー」を開きます。

  3. 「OAuth フローおよび外部クライアントアプリケーションの機能強化」で、「クライアントログイン情報フローを有効化」にチェックを入れます。

  4. 「(ユーザー名) として実行」に、手順 2 の連携専用ユーザーを指定して保存します。

  • 「クライアントログイン情報フローを有効化」は、手順 1 の「設定」タブと、この「ポリシー」タブの 2 か所で有効にします。片方だけでは、AI セールスは認証できません

  • AI セールスは、ここで指定したユーザーの権限で動作します。管理者など、連携専用ユーザー以外のユーザーを指定しないでください

    【】

5. 商談の共有ルールを追加する

商談の「デフォルトの内部アクセス権」が「公開/参照のみ」の組織だけが行う作業です。この設定のままだと、連携専用ユーザーは自分が所有していない商談を更新できず、案件へのリンクを書き込めません。取り込みと活動履歴の書き込みは続きます。

  1. 「設定」のクイック検索に「公開グループ」と入力し、「公開グループ」の「新規」でグループを作ります。メンバーには、手順 2 の連携専用ユーザーを追加します。

  2. 「設定」のクイック検索に「共有設定」と入力し、「共有設定」の「商談共有ルール」の「新規」で、次の表のルールを保存します。

  3. 保存すると共有の再計算が始まります。終わると、次の書き込みから案件へのリンクを書き込めます。AI セールスでの再接続は不要です。

項目

設定する値

ルールタイプ

「レコード所有者に基づく」

商談: 所有者の所属

「公開グループ」の「すべての内部ユーザー」

共有先

「公開グループ」の手順 1 のグループ

商談のアクセス権

「参照・更新」

権限セット A の商談に「すべてのレコードの編集」を付ける方法は使わないでください。付けると「削除」と「すべてのレコードの参照」も有効になります。

6. 案件へのリンクの書き込み先の項目を作る

AI セールスは、Salesforce の商談の 1 つの項目に、AI セールスの案件ページの URL を書き込みます。書き込み先の項目は、AI セールスの接続の画面(Step 2)で、商談の項目から選びます。

書き込み先の決め方

Salesforce 側で行うこと

専用の項目を作って選ぶ

商談に URL 型の項目を作ります

既存の項目から選ぶ

何もしません。選べるのは、URL 型・テキスト型・テキストエリア型で、連携専用ユーザーが編集できる項目です

接続の画面で「既定の項目を使う」を選ぶ

商談に、API 参照名が PeoplexOpportunityUrl__c の項目を作ります

項目は、「設定」→「オブジェクトマネージャー」→「商談」→「項目とリレーション」→「新規」で作ります。作った項目には、権限セット A で「参照アクセス権」と「編集アクセス権」を付けます。

  • AI セールスは、書き込み先の項目の値を上書きします。ほかの用途で使っている項目を選ばないでください

  • テキスト型の項目を選ぶ場合は、URL が入りきる文字数にします。入りきらないと、案件へのリンクの書き込みが止まります

7. ログイン IP 制限に AI セールスを追加する

ログイン IP 制限を運用している組織だけが行う作業です。プロファイルまたはネットワークアクセスの設定で、AI セールスの送信元 IP アドレスを許可リストに追加します。

8. 接続に使う 3 つの値を確認する

値

確認する場所

AI セールスの入力欄

Instance URL

組織の My Domain のホスト名(例: https://(ドメイン名).my.salesforce.com)

「Instance URL」

コンシューマー鍵

手順 1 のアプリケーションの「設定」タブ →「OAuth 設定」→「コンシューマー鍵と秘密」

「コンシューマ鍵」

コンシューマーの秘密

同上

「コンシューマシークレット」

  • 「コンシューマー鍵と秘密」を開くと「ID を検証」が表示され、ログイン中の管理者のメールアドレスに確認コードが届きます

  • Instance URL には、Lightning の画面の URL(https://(ドメイン名).lightning.force.com)を使わないでください。認証に失敗します

認証情報の取り扱い

コンシューマーの秘密が漏れると、連携専用ユーザーの権限で Salesforce にアクセスされるおそれがあります。

  • コンシューマーの秘密を、メールやチャットに貼り付けないでください

  • コンシューマーの秘密を再発行した場合は、古い秘密を無効にし、新しい値で AI セールスに再接続します。再接続の手順は「Step 2:AIセールスとSalesforceを接続する」を参照してください

接続を当社に依頼する場合

接続の操作は、AI セールスの管理者が「Step 2:AIセールスとSalesforceを接続する」の手順で行えます。接続を当社に依頼する場合は、上の 3 つの値を、当社が指定する安全な受け渡しの方法で渡します。受け渡しの方法は、当社の担当者からご案内します。

よくある質問

Q. 権限が足りないと、どうなりますか?

A. 足りない権限によって、止まる機能が違います。

  • 取引先・取引先責任者・商談の参照、または取引先名(AccountId)の参照が無い: AI セールスの接続の画面で、候補の取得または件数の確認が失敗し、接続を確定できません

  • メール(Email)の参照が無い: 取引先担当者は取り込まれますが、メールアドレスの無い担当者として扱われます。商談の参加者とメールアドレスで結び付けられません

  • 商談の「編集」や書き込み先の項目の権限が無い: 案件へのリンクの書き込みだけが止まります

  • 活動のシステム権限や権限セット B が無い: 活動履歴の書き込みだけが止まります

書き込みが止まったときの表示と対処は、「Salesforceに書き込まれる内容について」を参照してください。

Q. 「ユーザー」オブジェクトの権限は必要ですか?

A. オブジェクトの権限は不要です。「ユーザー」はオブジェクト設定に表示されません。ただし、Salesforce のユーザーの組織の共有設定(「デフォルトの内部アクセス権」)が「非公開」の場合、連携専用ユーザーが参照できない営業担当者のユーザーは取り込まれません。この場合は、連携専用ユーザーに「すべてのユーザーの参照」の権限を付けるか、共有ルールで営業担当者のユーザーを共有してください。

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